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大ざっぱなつくりのジュエリーには価値が無いですか?        (2003.6.29)

 自分が満足であればすべて良し とする考え方があります。それで満足できなければ、身近な人が誰か一人 一言ほめてくれれば満足できます。さらに複数の人が いいねと言ってくれれば価値を確信できます。

 作り手であっても、使い手であっても、人の好みは十人十色です。
また、世界中の60億の人数を考えれば、どこかに自分と同じ好みの人はきっと存在します。

 ジュエリーを創るという行為やジュエリーを欲しいと思う気持ちは、他人に迷惑をかけるものでもなければ、他人を不快にさせるものでもありません。他人に嘘をつくのでもなければ、他人を陥れるものでもありません。純粋な創作活動や 価値あるものを審美する心です。

 ジュエリーを創る人なら、自分に自信を持てばいいのではないでしょうか。自分の創作品を発表する時期が来たと確信できるのなら ためらうことはありません。最高の出来のものを創作し続けるべきでしょう。
自分にもメリットがあります。それを身につける人にもメリットがあります。

 ただ、自分の創ったものに 満足感や自信や責任を持てないのであれば、それは世に出すべきものではありません。


 大ざっぱなつくりのジュエリーにもいくつかの種類・段階があります。

 テーマを “大ざっぱなつくり”に設定して創作したのであれば、でき上がったジュエリーがどのような仕上がりでも、自分が『完成した』と思った時が 完成作になります。変に曲がっていても、ぼってりしていても、使いにくくても、その時点で完成品です。

 テーマを “大ざっぱなイメージで使いやすく”と意識した場合は、重すぎない様につくろうとか、ストッキングが引っかからない様に尖った部分を作らないようにしようとか、ダイヤモンドが簡単には外れないようにしようとか、別の条件が入ってきて 考えることが広くなってきます。

 “ざっくりした感じで こんなシーンに合い センスのいいもの ”と意識してつくり始めれば、つくろうとする形や曲がり方にも意味が出てきますし、幅や厚さや重さやテクスチャにも偶然の要素は入ってこなくなります。すべて最大の効果をねらったものになるはずです。

 ジュエリーメイキングには、陶芸の様に『炎に任せる』という 段取りをしたあとに偶然を待つというような部分はありません。
どの工程をとってみても 自分の能力以上の仕上がりにはなりませんし 能力以下の結果にもできません。
デザインすることにも、素材を準備することにも、加工することにも、仕上げることにも、すべて綿密な計算と正確な技術がいります。
 肉眼で確認できない制作工程は、唯一、キャスティングする場合の “鋳込まれた瞬間” だけでしょう。それすらもコントロールする技術を持たなければなりません。

 ありあわせの金属材料を混ぜて熔かしてみて 面白い色になったと喜べないのです。
手元に鉄があったから 鉛があったからと試しに入れてみて 貴金属のジュエリーにすることはできません。
18金のジュエリーには 経験的に決まってきた最適な配合比率と材料があります。そこから外れると18金ではなくなったり、脆くなったり、ロウ付けできなくなったりします。


 『世界にひとつ』と謳うジュエリーにも 色々な意味やレベルがあります。

 保育園児がつくった指輪も世界にひとつですし、中学生がつくった指輪も世界にひとつですし、見習い錺職人がつくった指輪も世界にひとつですし、建築デザイナーがつくった指輪も世界にひとつです。金工の伝統技術を持つ熟練作家がつくった指輪も世界にひとつですし、新しい感覚とテクニックを持った新進のジュエリー作家がつくった指輪も世界にひとつです。

 どこが違うのでしょうか?
技術が違う、工具機械が違う、センスが違う、コンセプトが違う、思い入れが違う、材料が違う、装着感が違う、ブランドが違う、制作コストが違う、値段が違う、雰囲気が違う、完成度が違う、満足感が違う。

 ビジネスとして利益を目指す場合は、他の会社のジュエリーとはこことここが違いますと積極的にデザインや値段やアフターサービスなどを主張して、売れるジュエリーを追い求めながら販売促進に努めます。
 ホビーとして楽しむことが目的の場合は、静かに一人で感性の深化を目指していく人もいますし、こんなことをしてるんです こんなこともできるんですと 技術の巧拙は二の次に、ちょっと照れた風に控え目に でもやっぱりさりげなく目立ちたくなってしまう時もあります。
 作家として生きようとする場合は、何かの受賞歴やどのグループに所属しているか、自分の服装・ヘアスタイル・性格などのキャラクターや、変わったデザイン・一般的ではない素材などで差別化し、個性・感性を前面に押し出して名前と作品を売ろうとします。
 企業の中で制作する技術者は、経験年数や 誰に付いて修行したかや どんな種類のどのレベルの技術を持っているかで、つくれるジュエリーのアイテムやデザインが決まってきます。


 世界にひとつしかない大ざっぱなつくりのオリジナルジュエリーが完成した場合、まず一番初めに満足するのは、制作者です。
そのジュエリーを 見て 手に取って 満足感が無ければ でき上がったそれは失敗作です。人に見せられるものではありませんし、ましてや値段を付けて販売できるものではありません。

 いい出来だ、と思って まず身近な人に見てもらいます。
その人は自分ではなく 別の人格・思考・興味・価値観を持った他人ですので、あっ ステキ、と思ってくれるとは限りません。

 欲しい!素敵! と思ってもらえたなら、万歳三唱です。
その人にプレゼントしてもいいし、その人に販売しても喜んでもらえます。

 なによこれ、ドンくさいわね きたならしいわね 下手ね といわれたら、とりあえずは、残念です。もっとセンスを磨き、もっと技術を磨き、もっと色々な勉強をしなければなりません。空威張りして、あんたにはこれの良さがわからないんだと言ってみても意味がありません。3年修行した 5年努力した と言ってみても無意味です。

 きっと、素人目にも デザインに洗練が感じられなかったのでしょう。おそらく 形に 必然性を感じられなかったのでしょう。買ったときや身に着けたときの幸福感を想像できなかったのでしょう。


 でも、世の中は広いのです。
ドンくささを重厚感、きたならしさを渋さ、下手さを素朴さ、と良い言葉でプラスの方に評価してくれる人もきっといます。多くはないかも知れませんが。すぐには評価してもらえなくても一生待てば 誰かどこかにきっと味方が出てきます。

 こう言われて からかわれてると感じたり、この人はたぶん評価判断する力がないからこんなことを言うんだ、と思ったりしてしまった場合は、自分でも自分の作品を良い出来だと思っていなかったことになります。

 誰にでも好き嫌いの気持ちと判断基準があります。
自分の感じたことをうまく言葉にできない人は、褒めることにも批評することにも真意を伝えることができません。
制作者に好ましい印象を持っている人は、良い評価を与えるでしょうし、悪印象の場合はその反対でしょう。
制作者を育てようと思っている人は、あえて辛口の批評をすることもあるでしょう。
その品でビジネスをしようと心づもりした人は、また別のことを言うでしょう。

 販売することを目的としてそのジュエリーを創ったのでしょうか?
その場合は、売れなければ金銭的価値が出てきません。
 目的がそうでなければ、創作意欲が満たされた時点で価値が完成したのです。

・・・・・・・・

 長くなりますので、結論。 ――― 気にすることは何も無いのです。
完成した瞬間に、満足感があった。
今のあなたがベストを尽くしていれば、そのジュエリーはそこに充分な存在価値があります。
大ざっぱなつくりのジュエリーをつくりたくてつくった ――― それで充分です。

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新しいことをしたいと漠然と思っているのですが、評価の定まっていない新しいこと(もの・ジュエリー)には価値があるのでしょうか?        (2003.11.8)

 そのものの値打ちを自分で決められる人と、自分の判断では不安だから他人の下した評価に後押ししてもらわなければならない人と、他人の評価にも疑問を感じる人と、個人個人が様々です。

 日常生活の必需品であれば、そのものの歴史が浅くても多数の人が価値を感じて求め、すぐに購入します。そして恩恵を享受します。
目新しくても、日常生活に大切なこと・行為であれば意義を感じた万人が取り入れます。

 とりあえず今できるお返事をさせていただきます。


 伝統的な技術・工具・スタイルに価値を置いて制作している場合には、制約が多いです。
その方法はダメとか、そんな道具は使わないとか、そんな図案はありえないとか、教わったことのみを見本品に倣って繰り返す場合です。
過去の流れの枠から外れないで 同じ道をもう一度なぞって歩まなければならない場合には、前例がありますので、 そこが最高の地点 という頂上がはっきりとしています。

 伝統を守り、保存し、後世に伝えていくことは、人類の歴史にとって価値のある大切なことなのであろうと思います。

 また、模倣のみに価値を見出す人も多くいます。
過去の最高の人に・最高のものにいかに近づくかを目標にする場合です。
これは100年前のあの時期のデザインですねとか、200年前のあの人の作品のようですねとか、そう言ったり言われたりすることを好む場合です。
今はもう生産されることのないハイレベルの希少な骨董品を集める行為とはまた種類が違います。


 伝統の全くない新しいことについてですが…

 制作者の立場から考えてみます。


 新しいことを目指す決意をした時点で、進む方向を自分で決めることができる状態に入る訳ですが、自分が設定した目標に到達するための方法も技術も道具も、今 何が必要なのかは誰に聞いても頼んでも教えてはくれません。
知っている人が世の中のどこにも一人もいないのですから当たり前のことです。

 頂上も見えません。
坂道を登りながら見上げても目指すところには何も見えません。
今までにはないもっと高い新しい山を創ろうとしているのですから当然のことです。

 新しい形で、新しいアイテムで、新しい使い方で…。
どうやって取り組めばいいのか、素材の性質も分からない、こんな形はできない…、
毎日毎日が試行錯誤で失敗の連続になるはずです。

 飽きもせず、不満にも思わず、喜びながら続けていると、そのうちに、点々と散らばっていた無関係そうなさまざまな要素の関連が理解できてきます。
ノウハウを積み重ねた効果が現れてくるのです。
これは、どの個人でも企業でも経験する 同じ事柄です。

 さらに繰り返し続けて、今までに使われなかった素材で・デザインで・工具で新しいものを創作しようとすれば、毎日が発明と発見の連続になります。
新しいことをするために、作品を生み出すために、すべてのことを自分で編み出すのです。
毎日がワクワクします。


 でも、もしかすると、今自分が使っている技術は ――教わっていないだけで―― すでに何百年も前から誰かが使ってきた技術かも知れません。
あるいは、誰も使ってこなかった新しい技術なのかも知れません。


 10年以上前は、作り方がわからない時・デザインが決まらない時、24時間・365日そのことに対する解決方法を考えていました。雑踏を歩いているときでも 自転車に乗っているときでも 眠っているときでも、いつも “つくること ” を考えていました。
納得できる答えが見つかるまでは四六時中そのことを意識していたのです。

 「集中」と「継続」を続けていると、そのうちに 答が自然に浮かんでくるようになります。

 道具は向うからやってきます。
作り方は上から降りてきます。
デザインは目の前に現れます。

 経験のない初めてのことでも、これが作りたいと思えば 必要な工具も使い方も自然に分かります。市販されていない工具は自分でつくります。必要なときに必要なものを。
こんな材質のこんな形の道具で この手順でこれをこうしてこのように作れば 完成にまで辿り着ける、と一瞬で思いつくのです。

 そういうことの起こらない場合には、すべてに四苦八苦することでしょう。
努力しているはずなのに報われない日々が続きます。
教えて貰っていないんだからできる訳がない! と叫びたくなるでしょう。
 そのような場合には、技術・知識を教えてくれる授業のある学校へ通うとか、現在に生きて作品を制作中の人に弟子入りして テクニックやポリシーを盗むとか、何かをしなければ技術は身に付きません。物は作れません。

 でも、残念ですが、それは 過去から世間で知られている技術や知識を、今 教わることでしかないのです。
大変なことですが、それ以外のことは 自分で気づき編み出すしかないのです。


 評価の定まっていない新しいものの価値は、
自分にそれが必要か・自分にとって便利か・自分がそれを好きか で決めることができます。
他人に迷惑をかけず、自分がそれを大切に思え・大事に扱え・毎日の心が豊かになるのであれば、それは他の何よりも意味のある価値の高いものです。

 金銭的な価値に置き換えて評価することはあまり意味がありません。
転売することを目的にするのならば 世界的なブランドがあるとか ハイレベルの希少品でなければ買い手が付かないでしょう。二束三文の値段を付けられるのがいやなら、安く買い付けてさらに転売して利益を得ようとする人に、売りたいという相談をしないことです。

 自分が自分のために持ち続けるのであれば、友人や子や配偶者が手づくりした品や、自分が納得した人に注文し 自分のために創ってもらった品が、世界でただひとつの最高に贅沢な価値あるもの ということになります。

 価値は自分が決めるのです。
雑誌の特集が決めるのでもなければ、テレビのコマーシャルが決めるのでもなければ、評論家や他人の意見が決めるのでもありません。
自分自身が満足できるもの感動できるものにいちばんの価値があるのです。

 そして、ずっと後になって、自分や人類の歴史がそのものの価値を最終的に決定してくれます。

 二匹目の泥鰌を目標にしないあなたに共感を覚えます。

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