K18とSV925のコンビ指輪を

ゴールドとシルバーのコンビリング

指輪内側の[750]の刻印は、千分率で1000分の750、百分率で100分の75、ということで75パーセントの純金含有率を意味します。

別の表現では、これを[K18]とか[18金]とか言います。
純金のことは、24金、とも言います。
18金は、18÷24=0.75 ですので、75パーセントの純金を含んでいます、ということです。

つまり、ゴールドの純度のお話しの中では、750と18金とK18と0.75は同じ内容のことを言っています。

[925]は、千分率で1000分の925、百分率で100分の92.5、ということで92.5パーセントの純銀を含んでいます、という意味です。

silver925はスターリングシルバーとも言います。
ジュエリー素材としての性質が良いです。

このティファニーリングも製造された時と同じくきれいに輝くようにお仕立て直しいたしました。
1990 の刻印があります。

ジュエリーメンテナンス 岡田彫金工房



 

ピアスをイヤリングに

 

折れている針を取り去りますゴールドのパールピアスをホワイトゴールドのイヤリングにリフォームするご依頼をいただいていました。

かなり頑丈に取り付けてあったようで、何度も下準備をしてからピアス金具を真珠から抜こうとしていると、ポストの根元からK18地金がねじ切れてしまいました。

接着剤が劣化していて力を加えないでも簡単に外れるものもあれば、どうにもならないほど硬くて抜けないものや、すでに事前に少し捻ってあってもう千切れる寸前であったり、いろいろなジュエリーに出会います。

ゴールドの軸が数ミリ、真珠の中に残ってしまっています。
時どきこういうことが起こることもありますが、ここは慌てず騒がず冷静に対処します。

右上は、残ったゴールドの上に1ミリの深さくらいまで穴を開けたところです。

左下は2.5ミリくらいの深さにまでドリルで穴を開けています。
ポストの直径は0.9ミリです。
真珠にダメージがいかないように、もう少し深く慎重にゴールド地金だけを削ります。

うまくポスト地金を全部取り除くことが出来て、ネジバネのイヤリング金具を取り付けて、きれいに完成いたしました。