30年の玉手箱

ずっと机の引き出しに仕舞っていて、すっかり忘れていました。今日30年振り位に見てみると、緑青を噴いていたり崩壊していたり。

驚きと懐かしさ。

細くて青い棒状のものは何だったのか、今ではもう分かりません。

茶色のものは、鼈甲の櫛2つ。触るとバラバラになりそうなほどヒビ割れています。

螺鈿や蒔絵は判別できそうにありません。こんなことになるのですね。

次のジュエリー制作に取り掛かる前に、しばらく感慨に浸ります。

( 追記 12時間後 )

ビニール袋に入れ、中途半端に口を閉じ、長時間放置、という状態でしたので、袋の中には水分が認められ、湿気と手指の汗などが原因で錆や腐蝕が起こったと思います。

真鍮の簪(かんざし)と鼈甲(べっこう)の櫛(くし)2つ、でした。

呼吸できる木の箱に仕舞っていたり、紙で包んでいたら大丈夫なはずでした。

他の銅製の(はばき)や金の(はばき)は、ビニール袋のチャックがしっかり閉じられて密封できていて、気密性が高かったのか綺麗なままでした。