動いてしまうルビーの指輪を

重いプラチナ製のルビーリング。

お預かりしたプラチナルビーリング

波打ちのテーパーダイヤがたくさん並び、ルビーも大きくリングの背が高いので、指に着けていると左右に傾いてしまいます。

プラスチックやシリコーン樹脂のパーツを、指の腹側に付けてご使用になっておられましたが、よく外れて不便ですので、この度、指に密着させる工夫として面積を増やすことにし、そのためにリング幅を2倍にする加工を承りました。

指の第二関節より奥の方が細い方は、指輪が安定しにくいのですね。

プラチナを融かして板地金に加工

プラチナ地金を融かして新しい板地金を作り、約7ミリ幅・厚さ2ミリ弱の半円の形に整えました。

半分にカットしました

当初はテーパーダイヤ横の腰部分に幅広の腕をロウ付けする予定でしたが、より自然で美しいデザインに仕上げるため、下半分に変更しています。

これで「グラグラ」がなくなり、安心して着けていただけます。

幅広リングを取り付けました

ルビーリングのプラチナの腕がこんなに太くなっています。

一度めの出来上がり具合は、指に着けてみると少し緩い印象したので、もう一度サイズを縮めて、これでいい、と納得してくださいました。

指に着けても動かないように密着

永らくお待たせいたしました。

ご注文くださり誠にありがとうございました。