お買い上げいただいた指輪デザインとほぼ同じような感じにもう1本、立爪ダイヤモンドリングからリメイクいたしました。
ご姉妹で同じ雰囲気のダイヤモンドリングをお着けになられます。
こちらの中石ダイヤモンドは0.7カラット余りあります。
ジュエリーを作る時は、時代に合わせて費用と時間とを勘案し最適な方法で制作加工をしていますが、ここではほぼ手の技術で作ったものだけを選んでご紹介しています。
ワックスで指輪の元型を作る方法も日々進化して、初期の蜜蝋からバリエーション豊富に分化し、手作業で蝋を伸ばしたり、道具を使って手で削ったり、パソコンのデータで削ったり、光をあて積層で形を作ったりし、手から機械へ機械からから電子へと制作方法が変遷しています。
今では合成樹脂が必需素材になりました。
このデザインのリングは、ハードワックスを彫って形を作りました。
プラチナにキャストするとほんの少し地金が収縮しますので、制作の初めの段階でその寸法も勘案して少し大きめにつくります。
またこのあとヤスリで削り鋳肌を整えますので、そのための余分の厚さも考えに入れてワックスのリングを作っています。
ハードワックスを手彫りした段階で、リフォームジュエリーのすべての良否が決定されますので、慎重に制作をいたしました。
きれいにキャストできますと、プラチナリングに磨き加工を施します。
指輪が予定の寸法とピッタリ合って出来上がりますと、メレダイヤをきれいに並べて石留めすることができます。
同時に制作加工を承りました他アイテムのお品から外したダイヤモンドと、新たに追加したダイヤモンドを一緒に合わせてこの指輪を制作しています。
プラチナで予定していた計算上の目方よりも1割ほど余分に目方が付きましたが、しっかりときれいに完成いたしました。
とても喜んでくださり嬉しいです。
またのご依頼を心からお待ちしております。
いつもありがとうございます。
ジュエリーリフォーム/フルオーダー 岡田彫金工房