銅の花

Flower2

9月17日から『イーグレひめじ』姫路市民ギャラリーで姫路美術協会の展覧会が開催されます。
しっかりとコマーシャルするのは初めてですが、いろんなジャンルの作品が多数展示されていますので、観てみようかなと思われる方はお気軽にどうぞ。
外はまだまだ暑いですが、会場は涼しいです。
入場無料で、22日(日)の午後5時終了です。

今年の出品作品
 タイトル: Flower2
 素材: コパー・ダイヤモンドetc.
 寸法: 縦横1メートル弱×高さ65センチほど

30年ほど前に『華』という作品を制作しましたので、今回は2度目ということで『Flower2』です。

分厚い銅の板を叩いたり曲げたりして制作しました。
かなり重いです。

昨日は作品の搬入日で、受付のあとの展示作業などをして半日が過ぎました。

純金家紋納品しました

溶解/鍛造/彫刻

先日、純金制作の家紋を納品させて頂きました。
喜んでくださり安心いたしました。

『…
素敵な家紋(金紋)になり、大変嬉しいです。
母が実物を見て”あの金版がこのようになるのだね”と、美しさに大変感激しておりました。
小さくてもずっしり重さがありますね。

今回大変な工程であっただろうと想像しております。
大変感謝しております。
本当にありがとうございました。』

嬉しいメッセージもくださり、ご注文頂きましたことをとても光栄に思います。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
どうも有難うございました。

18金をコイン状に加工

18金リングを熔解して板地金に
K18板地金を金鎚で叩いて丸く加工

四角く鋳込んだ18金地金を、金鎚で叩いて丸くしました。

赤い矢印の箇所のようにバリが出てしまうと、このまま叩いても紙のように薄くなって、あとで剥がれて窪みになってしまいますので、これは削り取ります。

(このように、本体からヤスリで削り去るしか方法がなくなって、少量の粉になってしまうものなどが「ヘリ」になります)

あとは表面と裏面と平坦に加工して、縁を磨きます。

純金を熔解しました

ペーパー状の純金を融かして塊りに
バーナーで熔解

前処理した純金をルツボに入れてフラックスを乗せ、ガスバーナーで熔解しました。

融けきって丸餅状になった純金からガスバーナーを外して、しばらく待つと温度が下がって固まります。

ルツボに接していた裏側からはガスが抜け切らなくて、満月のクレーターのようになっています。これを綺麗な平らに融かし加工してから板地金に鍛金加工していきます。

純金3.5kgから創作したカレー皿…

 

過去に、1枚のカレー皿に1kg以上の純金を使用して、お皿を3枚作りました。

純金インゴット3.5キログラム右矢印純金カレー皿

2023年度の純金価格は50年間で最高水準になってきています。

同じお皿でも、18年経過した現在では材料費がかなり変化してきていますね。

( 2005年 カレー皿3枚 純金インゴット参考価格 ¥5,600,000-)
( 2012年 カレー皿3枚 純金インゴット参考価格 ¥15,000,000-)
( 2018年 カレー皿3枚 純金インゴット参考価格 ¥16,800,000-)
( 2023年 カレー皿3枚 純金インゴット参考価格 ¥33,950,000-)

GOLDSMITH : Yoshiaki Okada

制作に許される時間は短かい日数でしたが、鍛金加工でとても楽しく創らせて頂きました。