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0.2ミリのチェーンロウ付け

シルバーのアズキネックレスが一か所切れたので、と、お直しを承りました。

写真は、修理個所の一コマをピンセットで挟んでロウ付け用のロウを一個置いたところからです。

左は、チェーンにフラックスを塗って、0.2ミリ角の銀ロウを付けています。

中は、トーチで火を当てて、銀ロウを半融かしにしたところ。四角かった銀ロウが0.2ミリくらいの丸い球になっています。

右は、さらに炎を当てて、シルバーチェーンの切れていた個所にロウを流して、ロウ付けが終わったところです。

チェーン本体が融けてしまわないように微小な所をきれいに修理するには、細心の注意を払って神経を集中させます。

角ダイヤリング2本で

プラチナのダイヤモンドリングとK18イエローゴールドリングを、1本のリングにリメイクするご依頼を頂いていました。

指輪サイズは最初の段階で2本とも大きく加工しました。ちょうどプラチナリングの内側が黒く見える辺りがそうです。

四角いダイヤモンドの位置は、プラチナとゴールドのリング側面をロウ付けする時にずらせています。

まだ磨き加工をする前の段階の写真で、プラチナにはヘラ加工の跡が微かに分かります。

もうすぐピカピカに輝く素敵なリングに出来上がりますのでお楽しみに。

3種類の地金のリングを

ホワイトゴールドとイエローゴールドとプラチナがコンビになった指輪をサイズ直ししました。

酸処理など、まだ仕上げをする前の段階の写真ですので美しさはないですが、地金の色や融点が違いますので、この1本の指輪にはイエローゴールドには金ロウを、ホワイトゴールドにはホワイトロウを使ってロウ付け加工しています。

とりあえずは、大きくサイズ直ししてあったリングサイズをまずは縮めて、このあとの段階でプラチナリング2本をさらに追加してくっ付けて、その後ダイヤモンドを乗せる爪をロウ付けして、と、困難な加工が待っています。

きれいに完成できる予定です。お客様、今しばらくお待ちくださいね。

ルビーをカットしました

お客様からお預かりしたルビーをカボションカットにリカットしました。

ラウンドブリリアントカットのファセットを全部削って、そこから長時間磨いて、つるんとした丸い感じの光沢の美しいルビーに出来上がりました。

硬度7の水晶は工房内で磨く機会がよくあるのですが、硬度9のルビーは稀です。

この後の加工作業は、直径を微妙に調節して、嵌め込めることを確認し完成とします。

カルティエのウオッチ

カルティエ腕時計

ダイヤモンドとルビーがK18イエローゴールドで留められ、バンドの両サイドに配置されています。お客様のご依頼で以前に加工させていただきました。とても素敵なカルティエのウオッチです。

今回はリューズのサファイアをリメイク致します。