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Ptぶら下がりピアスを

プラチナのダイヤモンドピアスが壊れてしまったのでと、お直しのご依頼をいただいていました。

片方はブラブラ下がっているパーツのマルカがン完全にもぎ取れて、もう片方は曲がってヒビが入っていました。

プラチナダイヤモンドピアス

ロウ付けのテクニックできれいにお直しできました。

プラチナダイヤモンドぴあすロウ付け

マルカンの内径が0.9ミリで中を通る軸の直径が0.6ミリでしたので、隙間は0.3ミリです。
うまくロウ付けしないと全体がくっ付いてしまって、ブラブラとは動いてくれなくなってしまいます。

くっ付いてしまうと、新しくパーツを作ってフルオーダー品と同じ初めからの加工をすることになります。
これはやり直しのきかない一発勝負の大仕事です。

で、左右ともうまくロウ付けできましたので、磨いて、きれいに完成しました。

コンクパールの母貝ネックレス

天然コンクシェルのネックレス

天然コンクシェルのネックレスです。

カリブ海沖で採れたコンクパールの母貝をひとつひとつカット。
淡いピンクとホワイトが品良く混ざり合っていてとても美しく魅力があります。

片面はピンクがやや濃いめ、もう片面はとても淡いピンクで2通りにお楽しみいただけます。

オリジナルのネックレスとしてデザインして作りました。

お買い上げくださりありがとうございました。

ジュエリー 彫金 Y.Okada / 岡田彫金工房



 

プラチナ真珠リングを美しく

大切な大切なプラチナリングに傷が付いてしまいました、と、きれいにお直しするご依頼をいただきました。

プラチナ真珠指輪

プラチナリングの腕に深い傷が付いてデコボコというか、ボコボコになっています。
真珠にも何箇所かキズがありますので、できるだけ目立たなくなるように手当ていたします。

プラチナが傷だらけ

プラチナ地金の方は細くならないように、真珠を外してから、ロウ付けとヘラ仕上げの技法で元どおりのつるんとしたきれいな指輪に加工いたします。

きれいにお直し出来ました

プラチナの腕についていた傷もきれいになって、真珠も輝きました。
まるでマジックのようですね。

メンテナンスが出来あがった頃にご依頼主がスリランカをご旅行中で、お渡しがつい先日になりました。

元どおりになって喜んでくださいました。

ありがとうございました。

Christian Diorのサングラスを

クリスチャンディオールのサングラス

クリスチャン・ディオールのサングラスを使えるようにお直しするご依頼をいただいていました。

ゆるくなって落ちてしまったネジは以前に別のネジで補修していたのですが、今度は黒いフレーム素材が折れてしまいましたので接着剤でとりあえずはお直ししました。

ところが、開いたり閉じたりの力がかかる部分ですので、すぐにまた壊れてしまいました。

ですので、今回はスチール線でコの字形のカスガイを作って、2か所の穴を開けたところへ差し込み、しっかりと接着しました。これで非常に丈夫になりました。
表側からは見えない位置ですので、きれいです。

日本家屋に多用されている地震対策にも有効な金具ですので、今度こそ安心してお使いいただけます。

蝶のリングがバラバラに

蝶のリング

ピンクゴールドとホワイトゴールドで出来たコンビリングの、上部の蝶と腕部分とが離れてしまったので直して、というご依頼をいただきました。

ロウ付けと光沢研磨とメッキを施すことできれいに修理します。

ダイヤモンドに直接トーチの炎を当てると、白っぽく変化して艶が無くなったり、黄色味を帯びてしまったりすることがあります。
産地の違いでそうなるのか、なにかが表面にコーティングしてあったのか、原因は不明です。
いずれにしても、宝石を扱う時は慎重に、です。

このblogは、将来消えてしまうであろうテクニックを記録していますので、レーザーでやれば簡単じゃん、なんて横槍はダメです。
キャストで作れば簡単、3Dマシンで切削すれば簡単、なんて、機械が無いと出来ない作業の紹介は極力省いています。
高性能なマシンに頼って加工することではなく、人間の目と手の可能性と素晴らしさに価値を置いてエントリを続けています。