切れたネックレスのロウ付けのこと

ネックレスの修理についてお客様にご質問されましたので、お答えいたしました。

「チェーンの修理などはどのようにすればいいのですか?」

『切れた所は、はめ込んでからロウ付けします。捻れているところや外れているところはそれぞれの個所ごとに綺麗に直していきます。

ネックレスのロウ付け修理


人によって得意不得意があると思いますが、チェーンのロウ付けは毎日色々な作業をして、3~6か月もすると上手くなってくると思います。』

•••そのようにお答えしました。

プラチナ地金は融点が高いですのでバーナーで炙ってもチェーンは融けませんが、ゴールド地金は融点が低いですのでうっかりするとチェーン本体が融けてしまいます。

特に細いチェーンのロウ付けは、炎の温度を間違えると何コマも融けたり、団子になってくっついてしまったりしますので、ゴールドやシルバーの地金を加工する時は要注意です。

自分のチェーンなら諦めもつきますが、お客様のチェーンがそうなってしまうと大変ですよね。ですので、とりあえずは3~6か月ほどは太い目のチェーンでロウ付け技術を磨く修行をして、それから徐々に細いチェーンのロウ付けに慣れていかれると良いと思います。

ジュエリーのどんな加工でも出来るようになるには、毎日頑張っても、最低10年位の時間が必要と思います。

プラチナリングの仕上げのこと

ご来店くださったお客様にご質問されて、お応えいたしました。

「プラチナリングを家で綺麗にするにはどうすればいいですか?」

『プラチナの汚れを落とすことは出来ますが、家では工具や機械がありませんので、小傷を無くすことは難しいです。

ぬるま湯でリングの汚れを柔らかくして、要らない歯ブラシで突くように洗うと綺麗になります。最後は水洗いしてから布で拭くなどして乾かしてくださいね。

プラチナに付く小傷は深い場合が多いですので、私はヘラでゴシゴシこすって小傷を潰し、最後は布で磨き上げます。』

•••そのような感じでお答えしました。

傷の深さや面積の程度にもよりますが、キズを潰すことだけで1~2時間かかることもよくあります。その後照り出しの仕上げなどをしますので、未経験の方がご自宅でできる範疇を超えてしまうと思います。経験豊富なプロ技術者に任せられることが最善と思います。

(アーカイブのページが参考になれば良いのですが…➡)

内文字消しと文字入れのこと

お問合せのメールを頂きました。
ご住所/氏名/お電話番号をご記入くださっておられましたので、お返事をさせて頂きました。

(ずっと以前にはどなたのメールにもお返事を差し上げていたのですが、
半分だけの住所や、苗字だけの名前、電話番号が未記入、のメールには長く詳しいお返事をさせて頂きましてもその後のご連絡が9割9分戻ってきませんので、現在はスパムメールとして保留させて頂いています。)

「他店で買って刻印してもらったリングの刻印を上書きする事は可能でしょうか?」
とのお問い合わせです。

『素材が何であるかで、可能な場合と難しい場合があります。
そのリングがプラチナやゴールドの場合は、ほとんどの場合が可能な素材です。
チタンとステンレスで、色が素材そのままの銀色の場合は可能な場合が多いです。
真鍮や銅も、色が素材そのままの場合は可能な場合が多いです。
リング素材が亜鉛合金等の場合は、たいていが表面にメッキなどが施されていますので、承っておりません。
また、チタンや真鍮や銅で、表面にメッキが施されていたり色揚げされていたり塗装されていたりする場合も承っておりません。
メールやお電話ではどのような状態なのかが分かりませんので、お手数ですが一度ご持参くだされば(または、お送りくだされば)正確なお返事をさせて頂くことが出来ます。
なお、文字数が数文字程度の場合でも、文字消し加工とその個所の磨き仕上げ、再文字入れと最終仕上げをすることで、費用が掛かりますのでご承知くださいませ。』

・・・そのような感じでお返事をさせて頂きました。

ジュエリー岡田彫金工房では、指輪をヤスリやリューターで削るのではなく、ヘラ加工で文字を潰していきますので、pt900地金のリングが一番文字消しがし易いです。次がK18地金のリングです。

(アーカイブのページが参考になれば良いのですが…➡)

デザインネックレス修理

ボールチェーンのデザインネックレス

デザインネックレスのロウ付けが切れたり、抜けたり、違う所に入ったり、緩んでいたり、色々な所を修理メンテナンスするご依頼を頂きました。

現在ロウ付け修理などを行っています。