トルマリンリングを

プラチナトルマリン指輪

宝石が緩んでいないかどうか確認して欲しい、とお持ちになられました。

お預かりして色々と確認して見ましたが、プラチナ地金で周りからしっかりと伏せ込み留めをしてあります。

トルマリンは落ちて無くなりそうにはありませんので安心してお使いください、とお話しすると、ではピッタリサイズで使いたいのでサイズ直しをしてください、と改めてお預かりしました。

ダイヤモンドもしっかりと止まっています。綺麗にお直しが出来ました。

カメオブローチメンテナンス

シェルカメオを外しました

シェルカメオの枠が硫化して真っ黒になっていますので、綺麗にするご依頼を頂きました。

シルバーの板地金を倒して伏せ込み留めをしてありますので、シェルが割れないように注意深く板爪を広げて、カメオを外しました。

硫化物を取り去ってみると、金色が出てきました。ゴールドメッキがしてあることが分かりました。

ペンダントも兼用のデザインです。これを磨いてピカピカに加工してから金メッキを施して、再度枠に留めて綺麗に仕上げます。

爪追加オパール石留め

4本爪を加工してからオパールを石留め

初めは珊瑚の18金リングでしたが、いつのまにか指輪から外れていて、探しても珊瑚は見つからなかったそうです。

ちょうど同じ位の大きさの白いオパールリングもお持ちで、珊瑚のあとにオパールを入れることは出来ないでしょうか?とご相談に来られました。

拝見しますと、楕円形の寸法は少し違いましたが、なんとかなりそうですので、枠加工と石留めを承りました。

外れないように4本の爪を付けてしっかりと固定して欲しいとのことでした。

オパールの形に合わせて横を削り、安定して座るように底を加工しました。

その後、18金イエローゴールドで4本の爪を作り、ロウ付け加工をして、割れやすいオパールを慎重に石留めをしました。

全体を綺麗に照り出し磨きをしてから納品させて頂くと、とても喜んでくださいました。

ご依頼くださり誠に有難うございました。

虎目石ブレスレット

タイガーアイの穴を滑らかにしました

虎目石のブレスレット。仕立て直しから3か月ほどでオペロンゴムが切れたそうです。シリコーンゴムやオペロンゴムは、普通は1年位は切れずに使えると思います。

一番初めに考えられる切れた原因は、珠に開いている穴の角が尖っていて、そこにオペロンゴムが擦れて切れたのではないか、ということです。

拡大して確認して見ると、確かに穴の角はギザギザの状態でした。

そこで、14個の珠の穴28個を削ってから、磨いて滑らかな角にしてお仕立て直しを致しました。

これでもすぐに切れる場合は、原因が他にあります。

手首に着けたり外したりの回数がすごく多くてオペロンゴムが伸び縮みに耐えられなくなったとか、手首に着けたままキャッチボールやゴルフなどのスポーツをしてゴムを瞬時に強く限界にまで伸ばす動作を繰り返したとか、水に浸けたりお風呂に着けて入ったりを毎日繰り返してゴムが弱ったとか、元々オペロンゴムの仕立てがキツすぎたり珠の数が少なくて手首でいつもゴムが無理やり伸びていたとか、あるいはメーカー品でない弱い材質のオペロンゴムで仕立ててあったとか、その他にも早く切れてしまう原因になる事柄があるかもしれませんね。

とりあえずは、これで大丈夫と思います。