仕舞っていた真珠が曇って…

大切にタンスに仕舞われていたあこや真珠のネックレス。使おうと出して見ると粉を吹いたように白っぽくなってしまって使えない。

そのような状況でお困りになられて、ご持参くださいました。

樟脳がタンスに入っていたのか、化粧品や汗が付いたまま何年も経過してしまったのか、原因は分かりませんが、白く曇った真珠表面をご相談中に爪で擦っても曇りは取れませんでした。

「翌日に必要」とのことでしたので、夕方お預かりしてから直ぐに作業に取り掛かりました。

いろいろな工程を経て、真珠の光沢を戻すことができました。

きれいに輝くようになった真珠を、翌朝一番に新しい糸でお仕立て直しいたしました。(画像は、撮影時間や光源が違いますので、同じ色には見えていません。)

無事納品できて、とても喜んでくださいました。

ご注文くださり誠にありがとうございました。

シトリンリングの石合わせと石留め

ハート形の中にイエローのシトリンで花を形どったリングの修理のご相談をいただきました。

右下の小さめの白丸の中が、シトリンが1個外れて無くなってしまった時の画像です。

寸法が同じでカットも色も同じ様なシトリンをご用意しました。

ホワイトゴールドの爪は、曲げ伸ばしを2〜3度繰り返すと根元からポキンと折れることがあります。

爪をそーっと起こしてからシトリンを置き、宝石が欠けないように慎重に再石留め加工しました。

リング全体を仕上げて洗浄し、完成です。

イエローのシトリンとライトグリーンのペリドットが美しいリングですね。

ロングネックレスのお仕立て直し

大切にされているネックレスのワイヤーが弱ってしまって…とお持ちくださいました。丈夫なワイヤーに通し直して元のネックレスに完了しました。バラバラになって無くなってしまわなくて良かったです。

又大好きなネックレスをお楽しみいただけます。

ネックレス引輪交換

プラチナのネックレス、丸い引輪金具が壊れて使えないので修理にお持ちくださいました。

新しいプラチナ引輪をご用意して取り付け、丸カンをロウ付けしています。ネックレス全体を洗浄してきれいになりました。

これで大丈夫です。また今まで通りお楽しみくださいね。

ダイヤモンド石合わせ石留め

お手持ちの四角いダイヤモンドのプラチナリングから、肩に入った丸いダイヤモンドが一つ無くなってしまって、お直しを承っていました。

ダイヤモンドを留めていたゴールドの爪はしっかりした元の形のままでした。ルーペで仔細に観察すると、石が落ちた原因は、円形だった石座が微妙に楕円形に変形したことによるものでした。何かのかなりの外力で引っ張られてそうなったのでしょうね。

直径や深さなどの大きさの合うダイヤモンドを入れてしっかりと石留めし、リング全体を照り出し加工しました。きれいに出来上がりました。

これで大丈夫です。