オーダー / リフォーム | 岡田彫金工房

雫形ピアス制作

6本爪のダイヤモンドピアスを雫形のピアスにリメイクするご依頼を頂いています。

お客様のデザイン画を元に、出来上がりイメージを立体的に描きました。

ただ今制作中です。

プラチナ製のダイヤモンドリングのリメイクが完了し、先日納品も終わっています。

両肩にたくさんのメレダイヤを敷き詰めて、豪華なリングに生まれ変わり、予定よりもひと回り大きなこのデザインで出来上がったことをとても喜んでくださいました。

ご注文くださり誠にありがとうございます。

四角く鋳込んだ18金地金を、金鎚で叩いて丸くしました。

赤い矢印の箇所のようにバリが出てしまうと、このまま叩いても紙のように薄くなって、あとで剥がれて窪みになってしまいますので、これは削り取ります。

(このように、本体からヤスリで削り去るしか方法がなくなって、少量の粉になってしまうものなどが「ヘリ」になります)

あとは表面と裏面と平坦に加工して、縁を磨きます。

金鎚で叩いてコイン状にしました

丸餅状になった純金を金鎚で叩いて平らに、もっと叩いて真円に近く形作っていきました。

途中で焼きなまして、最後は固く絞めて、この後ヘラ加工で照りを出しました。

バーナーで熔解

前処理した純金をルツボに入れてフラックスを乗せ、ガスバーナーで熔解しました。

融けきって丸餅状になった純金からガスバーナーを外して、しばらく待つと温度が下がって固まります。

ルツボに接していた裏側からはガスが抜け切らなくて、満月のクレーターのようになっています。これを綺麗な平らに融かし加工してから板地金に鍛金加工していきます。