純金キャップを

香水の瓶のようにキラキラとした綺麗なガラス瓶に被せる純金のキャップ。

ガラス瓶が割れてしまったので、キャップを口金から外せますか?とご相談をくださいました。

凹んでいたり、あちらこちらに余分なキズが付いたりしますが、20年近く昔にご依頼を頂いて制作納品した直径3センチ余りのお品です。

純金の1ミリ位の板を作り、コップの形に金鎚で鍛金加工して、元の口金に合うよう細工していました。

1枚数百万円の純金インゴットをお預かりして、自由に叩き自由に熔かし自由に形作ったその時の楽しさが蘇ってきました。

地金商の会社の方が、日本中探してもその様な注文をする人はほとんどいないですよ、と言われた言葉が今になってみると嬉しく思い出されます。

人生の中でとてもラッキーな出会いがあり、とても幸せな経験をさせて頂きました。有難うございました。

ダイヤモンドリングのサイズお直し

縄目模様のひとつ余りを増やして、ショーメプラチナリングのサイズを大きく加工しています。

地金は2ミリと厚く、幅もしっかりとしています。

内側にレーザー刻印が入っていましたが、一部分が消える方法でのご了解を頂き、綺麗に完成出来ましたので本日納品させて頂きました。

0.8号単位の半端な号数ですが、サイズぴったりで喜んでいただけました。

ご注文くださり誠にありがとうございます。

出来ないことが出来ました

K18イエローゴールドの幅広リング。指が太くなってリングサイズが合わなくなり、ご相談を頂きました。

サイズ直しは不可能と言われていたデザインとのことでしたが、ご依頼くださいましたので大きく加工致しました。

指輪幅が広く、厚さもあり、内側にミゾが彫られていたり、普通リングの何倍も時間が掛かりましたが、持てるテクニックを総動員して綺麗にお直し完了です。

ブレスレットが動くように

テニスブレスレットのひとコマが外れて使えなくなっていたので、修理のご依頼を頂いていました。

切れた箇所をロウ付け修理しますが、全体が滑らかに動くように加工しなければなりません。

折れている軸は、1ミリ位の長さで太さは0.4ミリ位です。

まずは軸を修理加工してから、蝶番部分を動くようにロウ付け加工しました。岡田彫金工房の得意とする微細ロウ付け加工ですので、上手くいきました。

照り出し加工を施して完成です。

パールネックレスをプラチナで

K18イエローゴールドで作られたあこや真珠のネックレス金具が抜けたので、リメイクにお持ちくださいました。

この際銀色のプラチナに変えてイメージチェンジを希望されましたので、そのようにお創りいたしました。

真珠の配置は気に入っておられますので、同じデザインになっています。

ご注文くださり誠にありがとうございます。