オパールリングの新品仕上げ

プラチナのオパールリングをきれいにして欲しい、とのご依頼を頂きました。

左縦列3枚の画像がお預かり直後の指輪です。

腕部分に凹キズや擦りキズがたくさんついて、ツヤ消し状態になっています。

オパールが付いていますので、熱や振動や落下などの外力は加えることができません。

加工作業の9割方は棒ヘラ1本で行い、右側画像のように鏡面状態にしました。

時間はかなりかかりますが、棒状のヘラは回転工具とは違って振動がありませんので、オパールやエメラルドなど割れやすい宝石のリングには最適の工具です。

あと1割の最終仕上げの工程は、布バフでそ〜っと行っています。

タヒチ真珠金具交換

直径10ミリの真円のタヒチ真珠です。

ネジバネタイプのイヤリング金具が着けにくくなったので、右側のクリップタイプ金具に付け替えるご依頼を頂きました。

しっかりと固着されている真珠を金具からきれいに抜き外して、穴の中を掃除し軸の長さを調節して、改めてクリップ金具の軸に差し込み頑丈に固定します。

他にもいくつかお預かりしている加工と共に納品させて頂きます。

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タヒチ真珠を外しました。

クリップタイプ金具の軸の直径が0.3ミリ太いことが分かりました。

真珠の穴を0.3ミリ大きくしてから接着加工をします。

ダイヤモンドペンダントにリメイク

立爪ダイヤモンド指輪をリメイク

プラチナの立爪ダイヤモンドリングをペンダントトップにリメイク出来ました。

立爪ダイヤモンドリングをリフォーム

大切な婚約リングの美しいダイヤモンドが素敵なデザインのペンダントになりました。

長さ45センチのプラチナベネチアンネックレスをお選びくださいましたので、41センチや38センチのチョーカータイプにも金具をスライドさせて自由にお使い頂けます。

ご夫婦でご来店くださりご依頼頂きました。

誠に有難うございました。

イスタンブールのホテルで

トルコにご旅行されてお買い求めになられたネックレス。
イスタンブールのホテルでとても美しく輝いていました。

いつも着けられていると、1か所が折れて使えなくなってしまったので、お直しのご相談にお持ちくださいました。

宝石をうまく外すことが出来ればロウ付けして修理することが可能です、とお答えして、きれいにお直しいたします、とお預かりしました。

首元に添うようにきれいに作られているネックレスです。

正方形のネックレス用の大きな宝石箱に仕舞われているのに、24か所のうちの1か所で、宝石を伏せ込んである板地金が剥がれ千切れてしまっています。

ここを元通りに直すために、まず宝石を外すところからスタートします。

隙間に薄い工具を差し込んで少しずつ板爪を起こしていきます。
0.3ミリの厚さですので、無理をすると板爪が伸びてしまったり切れたりします。
宝石にも傷をつけないように慎重に加工作業します。

宝石を無事外すことが出来ると、次はカシメ部分の軸を外します。
丸棒ではなくパイプ状の軸が入っていますので、作業にはかなり困難が伴います。

それもうまく外すことが出来ると、ようやくロウ付け加工の段階です。
スターリングシルバーの厚さが0.3ミリと薄いですので、0.1ミリずれても3分の1以上のズレになります。位置決めが難しいです。
ロウ付け温度も大切で、炎の調節を慎重にしないと薄い板地金が融けてしまいます。

ロウ付け時の画像は、加工工程中の微妙な隙間に 0.何ミリかの小さな地金を追加ロウ付けしている時のものです。

きれいにロウ付けできて、宝石の石留め加工も終わると、次はカシメ加工です。

それぞれの工程で、磨いたり洗浄したりの作業工程を挟んでいます。

最終的に、全体をブラシ仕上げしてお直しは無事完了です。
美しくできました。

納品も済み、喜んでいただけましたので安心いたしました。
ご旅行の楽しい思い出が、またいつまでも続きますように。

リングやペンダントなどのジュエリーのお直しも上手くきれいにできると思いますので、またいつでもご用命くださいませ。お待ちしております。

ジュエリー メンテナンス / リフォーム 岡田彫金工房