お客様のご不要貴金属地金を買い取りさせて頂きました。
えーッ、そんなになるの⁉︎
と、驚かれました。
喜んで頂きました。
ジュエリーおかだ ショッピング/オーダーメイド/リフォーム/デザイン/リペア/地金買取
お客様のご不要貴金属地金を買い取りさせて頂きました。
えーッ、そんなになるの⁉︎
と、驚かれました。
喜んで頂きました。
サイズ直しの前準備として、過去にサイズ直ししてあるかどうかの確認をしました。
バーナーで炙ると、酸化で色が変わって、ロウ付け個所が分かるようになります。
これでノコ刃を入れる場所が決まりました。
お預かりしていたアクアマリンのK18イエローゴールドのリング。
サイズを大きくするご依頼を頂いていましたので、リング下部をノコ刃でカットして、大きく広げて、間に必要地金を挟んでロウ付けしました。
気がつくと、先ほどまでは無かったヒビがリング地金の肩辺り内側に出来ていました。
18金地金は、普通は展延性があり粘りがありますので、この程度の曲げ加工でヒビが入ることは少ないです。
キャスト製品の場合は、鋳込んだ地金が固まる時の具合で巣が入る場合とか、予定外の金属が紛れ込んでいたりした場合とか、地金に曲げる力が加わった場合にデザイン的に無理がある時とか、などのなんらかの原因で後からの加工時にヒビが入ることもあります。これは製品を制作したメーカーの人達も、この結果を指摘されるまでは予想もしていない事です。
ロウ付けは滞りなく出来ましたが、ヒビから12ミリ離れた位置にアクアマリンがありますので、石に900度位の熱が回らないように素早く昇温してロウ付けする必要がありました。
1度目のロウ付け作業では80点程度の仕上がりでしたので、もう一度ロウ付けして完全にヒビを埋めることが出来ました。
この後は余分な地金をヤスリ加工で取り去って、仕上げの工程に入っていきます。
『わぁすごい! ぜんぜん分からない!』
と喜んでくださいました。
どこのお店を訪ねても加工してもらえなかったプラチナ指輪のサイズお直しが綺麗に出来上がりました。
先週すでに納品済みです。
ご依頼くださり誠に有難うございました。
直径3ミリのダイヤモンドがぎっしり並んだプラチナのエタニティリング。サイズを大きくするご相談を頂きました。
サイズを大きくする方法としましては、このデザインのリングの場合はチタンと同じように内側を削る方法と、普通のサイズ直しと同じように一か所をカットしてプラチナ地金を足す方法があります。
内側には厚さの余裕が0.3ミリほどありそうですが、ダイヤモンドの入っている場所に一か所でも深い所があると、内側を削った時にその部分だけ穴がポコンと空きますので、選択しませんでした。
リングをカットしてサイズを広げ、地金を追加してロウ付けし、爪を立て直して、ダイヤモンドを石留めし直すことでサイズお直しが完了します。これだけの工程が必要な加工は、サイズ直しと言うよりはリフォームの範疇に入りますね。
出来上がるまでしばらくお時間を頂きました。
( 写真は、フルエタニティリングを鏡の上に置いて撮影しています )