フルエタニティリングのサイズ直し

エタニティリングのサイズを大きくします

直径3ミリのダイヤモンドがぎっしり並んだプラチナのエタニティリング。サイズを大きくするご相談を頂きました。

サイズを大きくする方法としましては、このデザインのリングの場合はチタンと同じように内側を削る方法と、普通のサイズ直しと同じように一か所をカットしてプラチナ地金を足す方法があります。

内側には厚さの余裕が0.3ミリほどありそうですが、ダイヤモンドの入っている場所に一か所でも深い所があると、内側を削った時にその部分だけ穴がポコンと空きますので、選択しませんでした。

リングをカットしてサイズを広げ、地金を追加してロウ付けし、爪を立て直して、ダイヤモンドを石留めし直すことでサイズお直しが完了します。これだけの工程が必要な加工は、サイズ直しと言うよりはリフォームの範疇に入りますね。

出来上がるまでしばらくお時間を頂きました。

( 写真は、フルエタニティリングを鏡の上に置いて撮影しています )

形見の南洋真珠をリメイク

プラチナ南洋真珠リングをペンダントに

形見の南洋真珠の指輪を、デザインそのままにペンダントトップにリメイクするご依頼を頂いています。

まずは南洋真珠を外して、構造を確認します。

手作りのプラチナ指輪ですので、細かい唐草模様などのパーツも全部ロウ付けでくっ付けてあります。

リングの肩の辺りからどのように腕部分を外していくのか、を検討します。

3DCADで確認

リング幅と厚さを決定するためのデザイン画

形見のリング3本のプラチナ地金で、1本の着けやすいラウンドリングを制作。

余すことなく地金を使用するための目方計算に3DCADを使用。

ダイヤモンドのガードルがリング側面から飛び出ないか、ダイヤモンドのキュレットが指に刺さらないか、リングサイズと幅と厚さはお預かりプラチナ地金重量と適切になるか、ダイヤモンドの寸法とリング幅などのバランスは適切か、などをこの画像を描きながら確認しています。

最良の寸法が決定できれば、リフォームの実制作に入れます。

形見のリング制作中です

プラチナを熔解して棒状に加工しました

ご依頼頂いていました形見のリング3本のプラチナ地金と9個のダイヤモンドを使って、新しい指輪にリメイクする加工は最終段階に近づいてきました。

3DCADのイメージ画像のように出来上がる予定です。

今しばらくお時間をくださいね。

チタンネックレス修理

軸が無くなっています
中折金具の軸を作って修理

チタンネックレスの金具の軸が抜けて無くなってしまい使えなくなったので、と修理にご持参くださいました。

品物を見せていただくと修理可能と分かりましたので、お預かり致しました。

同じ太さのチタンの棒はありませんので、手作りしました。

かしめ加工をして綺麗に直りましたので、この写真を撮ったあと、中折金具がパチンとしっかり止まるように調整したり磨いたりしました。