リフォームする真珠指輪

手作りのプラチナ製パール指輪を

リフォームのご依頼を頂いた真珠の指輪は、とても精緻な技術の詰まったハンドメイド品でした。

ルーペで仔細に観察してみると、パーツのロウ付け箇所や糸ノコの細工や左右の対称性やタガネの正確さに驚かされます。

プラチナの指輪枠を潰してしまうと、このようにして作られた技術の跡が残らず勿体無いことですが、この美しい真珠は新しいデザインの指輪に生まれ変わっていきます。

真珠を隠す爪を削除

4本爪を削除して完成

爪を取り去っても真珠全体が綺麗な珠でした。

真珠をリング枠から外して爪カット

すっきりとしたデザインのパールリングにリメイク出来ています。

お客様が喜んでくださり、もう1本別のお手持ちプラチナパールリングも加工することになりました。

ダイヤモンドリングを小さく

プラチナダイヤモンドリングを

ルビーリングのサイズに合わせて、ダイヤモンドリングを小さく加工するご依頼を頂いています。

サイズ直しが済むと、2本のプラチナリング共新品の様に綺麗にピカピカに加工します。

その時の主な使用技術はヘラ加工です。

ヘラ加工で硬くします

プラチナパールリング

プラチナ地金のキズを綺麗に仕上げる場合は、ヤスリやシリコンポイントなどで削るのではなく、硬いヘラ棒で前後に擦ってキズを潰してつるつるに加工します。

地金の目方が減らないで厚いままでしかも地金が硬くなり、良いことずくめの技法です。

岡田彫金工房は30年間ヘラ加工を続けてきて、ジュエリーの仕上げがとても綺麗とお客様に喜んで頂いています。

太くサイズお直し

プラチナあこや真珠加工

パールリングのサイズお直しを承りました。

お預かりしてから加工前に指輪全体を眺めていますと、サイズ直しする部分が一番薄いプラチナ地金になっています。

ここでカットして追加地金を数ミリ挟んでも、厚さ1ミリ以下の薄いリングの部分が長くなるだけですので、もっと厚い位置で1センチ余りの長さを追加加工することにしました。

綺麗に丈夫にサービス加工出来、お客様も喜んでくださいました。

ご注文くださり誠にありがとうございました。