総チタン革紐ネックレス完成

金具は全てチタン製
革紐使用で金属アレルギーに安心

全国を探されたところご希望の総チタンのネックレスが無かったので、神奈川県からインターネットでオーダーをくださいました。

以前にチタンキャップの制作途中画像を紹介させて頂きまして、この度、オンリーワンのチタン革紐ネックレスとして綺麗に完成しましたので、無事納品をさせて頂くことができました。

チタンは金属アレルギーの方にも安心してお使い頂ける素晴らしい素材で、岡田彫金工房では1990年からチタンジュエリーの創作を始め、ハンドメイドでオリジナルのチタンリング/チタンバングル/チタンチョーカーネックレスなどを世界に先駆け生み出してきました。

2000年からはインターネットオーダーの受け付けを始め、『オーダーチタンマリッジリング』とのネーミングでオリジナルハンドメイドの一点(ワンセット)もの、金属アレルギーの無い結婚指輪が爆発的人気を得ました。

岡田彫金工房は既製品に無いデザインのジュエリー創作を得意として、全国からフルオーダー頂き、ハンドメイドで様々なアイテムを受注創作出来る特殊な工房として喜ばれています。

当工房の受注制作した一点もののオリジナル品から様々な派生品が生まれ、大量生産され既製品となっているアイテムやデザインも多数ございます。

総チタン革紐ネックレスは、サイズの合わなくなったマリッジリングをペンダントトップとして通し、いつまでも大切に身につけて頂くためにフルオーダーくださいました。

この度はご依頼くださり誠に有難うございました。

いつまでもお幸せに。

兵庫県姫路市 ジュエリー 岡田彫金工房

チタンダイヤモンドリング制作

鍛金手作り加工でサイズと幅を

県外からダイヤモンドのチタンリングをインターネットオーダー頂いていました。

硬いチタンを手加工で叩き締め鍛金し、指輪を指定サイズに合わせて、指輪幅をダイヤモンドの大きさに合わせました。

チタン素材の鍛金加工と幅サイズ合わせの工程は、全工程の2割位までに加工が進んでいる辺りです。

色々と納期の違う他の受注品と並行して制作を進めています。

綺麗に完成しますので、今しばらくお待ちくださいね。

パーツ制作

部品を作ってひとつずつ組み立て

宝石の乗る部品を作っています。

まず、実際に宝石が座るパーツを寸法通りに作って、寄せてくっ付けていきます。融点が200度前後のハンダ付けではなくて、3~5倍高い温度で溶かし付けています。

今回は、次の段階で透かしのパーツを作りました。ペンダントやピアスですと肌に直接触れる裏の部分のパーツになります。

次は、線引き板を使って必要な太さの丸線を作って、カットしてから、一本ずつロウ付けしていきます。

融点の高いプラチナ素材の場合は心配いりませんが、ゴールドの場合は気をつけないと、昇温し過ぎると爪や本体が溶けてそれまでの工程がすべて無駄になります。

このパーツを作ることは初歩的な加工作業なのですが、きょうも続きをします。

翡翠ピアスの修理をしました

上手くロウ付け修理出来ました

岡田彫金工房では、ジュエリーの修理やメンテナンスをする場合には、作業の初めにお品を綺麗にしてから加工に取り掛かります。

拝見してお預かりした時には、新しい接着剤を付け直せば良い案件と思ったのですが、洗浄液から出して見ると細いポストが根元から外れていました。

ルーペで確認すると丸カン部分が折れ千切れていました。

これを元の状態に使えるようにするにはロウ付け修理しかありません。レーザーで溶接加工しても、カシメ部分を分解するところは同じです。パーツが0.9ミリのポストと0.5ミリ程度になってしまった半マルカンですので、かなりテクニックが要ります。

ロウ付け加工は炎で800度位までピアスを炙りますので、ヒスイが焼けないように、まずは石外し加工をしました。

それから、カシメて止めてあった軸を工夫して抜きますと、半分になった丸カンが出てきました。測ってみると外径がちょうど1ミリでした。

その半マルカンとポストの端を正確にロウ付けして(写真を撮り忘れました)、元の位置に嵌め込んで、カシメ軸を差し込んでしっかりと固定しました。

これで、カシメ軸は動きませんがポストは自由に動いて立ったり寝たりする状態に戻りましたので、後は接着剤でポストを固定すると、予定通りです。

カシメとポストを完全にロウ付けしてしまわない理由は、もし万が一将来イヤリングとしてもピアスとしても使いたい場合にでも対応出来る様に、との安全策です。

あとは、全体を研磨仕上げして、ヒスイを丁寧に石留めすると完了です。