0.2ミリのチェーンロウ付け

シルバーのアズキネックレスが一か所切れたので、と、お直しを承りました。

写真は、修理個所の一コマをピンセットで挟んでロウ付け用のロウを一個置いたところからです。

左は、チェーンにフラックスを塗って、0.2ミリ角の銀ロウを付けています。

中は、トーチで火を当てて、銀ロウを半融かしにしたところ。四角かった銀ロウが0.2ミリくらいの丸い球になっています。

右は、さらに炎を当てて、シルバーチェーンの切れていた個所にロウを流して、ロウ付けが終わったところです。

チェーン本体が融けてしまわないように微小な所をきれいに修理するには、細心の注意を払って神経を集中させます。

ルビーをカットしました

お客様からお預かりしたルビーをカボションカットにリカットしました。

ラウンドブリリアントカットのファセットを全部削って、そこから長時間磨いて、つるんとした丸い感じの光沢の美しいルビーに出来上がりました。

硬度7の水晶は工房内で磨く機会がよくあるのですが、硬度9のルビーは稀です。

この後の加工作業は、直径を微妙に調節して、嵌め込めることを確認し完成とします。

シャトンができました

直径6ミリのプラチナシャトンの形が出来上がりました。

キャスティング後は、ほとんどの工程がヤスリ加工です。

この後は磨き加工を施して、リングへの制作加工を進めていきます。