プラチナリングの仕上げのこと

ご来店くださったお客様にご質問されて、お応えいたしました。

「プラチナリングを家で綺麗にするにはどうすればいいですか?」

『プラチナの汚れを落とすことは出来ますが、家では工具や機械がありませんので、小傷を無くすことは難しいです。

ぬるま湯でリングの汚れを柔らかくして、要らない歯ブラシで突くように洗うと綺麗になります。最後は水洗いしてから布で拭くなどして乾かしてくださいね。

プラチナに付く小傷は深い場合が多いですので、私はヘラでゴシゴシこすって小傷を潰し、最後は布で磨き上げます。』

•••そのような感じでお答えしました。

傷の深さや面積の程度にもよりますが、キズを潰すことだけで1~2時間かかることもよくあります。その後照り出しの仕上げなどをしますので、未経験の方がご自宅でできる範疇を超えてしまうと思います。経験豊富なプロ技術者に任せられることが最善と思います。

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内文字消しと文字入れのこと

お問合せのメールを頂きました。
ご住所/氏名/お電話番号をご記入くださっておられましたので、お返事をさせて頂きました。

(ずっと以前にはどなたのメールにもお返事を差し上げていたのですが、
半分だけの住所や、苗字だけの名前、電話番号が未記入、のメールには長く詳しいお返事をさせて頂きましてもその後のご連絡が9割9分戻ってきませんので、現在はスパムメールとして保留させて頂いています。)

「他店で買って刻印してもらったリングの刻印を上書きする事は可能でしょうか?」
とのお問い合わせです。

『素材が何であるかで、可能な場合と難しい場合があります。
そのリングがプラチナやゴールドの場合は、ほとんどの場合が可能な素材です。
チタンとステンレスで、色が素材そのままの銀色の場合は可能な場合が多いです。
真鍮や銅も、色が素材そのままの場合は可能な場合が多いです。
リング素材が亜鉛合金等の場合は、たいていが表面にメッキなどが施されていますので、承っておりません。
また、チタンや真鍮や銅で、表面にメッキが施されていたり色揚げされていたり塗装されていたりする場合も承っておりません。
メールやお電話ではどのような状態なのかが分かりませんので、お手数ですが一度ご持参くだされば(または、お送りくだされば)正確なお返事をさせて頂くことが出来ます。
なお、文字数が数文字程度の場合でも、文字消し加工とその個所の磨き仕上げ、再文字入れと最終仕上げをすることで、費用が掛かりますのでご承知くださいませ。』

・・・そのような感じでお返事をさせて頂きました。

ジュエリー岡田彫金工房では、指輪をヤスリやリューターで削るのではなく、ヘラ加工で文字を潰していきますので、pt900地金のリングが一番文字消しがし易いです。次がK18地金のリングです。

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時計バンドをロウ付け修理

ロウ付け補強しました

ステンレス腕時計バンドのパーツを外した後、ロウ付け修理をしました。

初めに、丸いパイプ状に形を戻してからロウ付けでパイプを閉じました。

左右の端が擦り切れていますので、ステンレスを足してここもロウ付けで補強しています。

長年使われて擦れた軸はほぼ半分の太さです。
今後の使用中にどこかの箇所が千切れてくるかもしれませんが、今回の修理箇所は大丈夫と思います。

この後の工程は、黒く酸化したステンレスを綺麗にしたり、ヤスリ加工で形を整えたり、磨いたり、その後そっと注意深く組み込み作業をしていきます。

パイプでサイズ直し

切断箇所を包みました

4ゲージ分サイズを縮め、ロウ付け出来ない素材なので、切断箇所にパイプを被せて固定しました。

細長い板を丸い筒状にし、接合箇所をロウ付けして完全なパイプに作り、指輪の腕に被せてから四角く加工しています。

とても硬い地金で出来ているリングでしたので、このあと仕上げ加工を済ませて完成です。

リングを美しく洗浄

無料超音波洗浄しました

プラチナのダイヤモンドリングの新品仕上げのご依頼を頂いていたお客様のピアスとペンダントネックレスをサービスクリーニングしました。

とても綺麗になって喜んで頂けました。

新品仕上げは、ヘラ棒による手作業のヘラ仕上げと超音による機械洗浄で、貴金属の小傷と汚れを取り去りピカピカにする加工です。

超音波洗浄は、超音波の力で埃や汚れを落として清潔にする加工になります。