踏まれて曲がった指輪を修理

プラチナダイヤモンドリングをお直し

指輪はカバンに仕舞ってありましたが、靴を脱いで玄関を上がる時にカバンごと踏んでしまいこのようになった、とのことで修理を承りました。

かなり曲がったりダイヤモンドが外れたりしていて、形を丸くすることが大変でしたが、一応ほぼ真円になったところで撮影しました。

このあと、さらに石座や爪や腕の部分を修理していきます。

ネックレスのメンテナンス

ネックレス修理メンテナンスいろいろ

お客様からお預かりいていましたネックレスの金具を大きいサイズに付け替えたり、壊れているパーツを新しく交換したり、切れているところをロウ付け修理とロジウム仕上げをしたり…。

同時期にお預かりしましたジュエリーが、綺麗に出来上がりました。

さまざまなお品の修理は、1000個の内999個は綺麗にお直しが可能です。

いつもご注文くださり誠にありがとうございます。

翡翠ピアスの修理をしました

上手くロウ付け修理出来ました

岡田彫金工房では、ジュエリーの修理やメンテナンスをする場合には、作業の初めにお品を綺麗にしてから加工に取り掛かります。

拝見してお預かりした時には、新しい接着剤を付け直せば良い案件と思ったのですが、洗浄液から出して見ると細いポストが根元から外れていました。

ルーペで確認すると丸カン部分が折れ千切れていました。

これを元の状態に使えるようにするにはロウ付け修理しかありません。レーザーで溶接加工しても、カシメ部分を分解するところは同じです。パーツが0.9ミリのポストと0.5ミリ程度になってしまった半マルカンですので、かなりテクニックが要ります。

ロウ付け加工は炎で800度位までピアスを炙りますので、ヒスイが焼けないように、まずは石外し加工をしました。

それから、カシメて止めてあった軸を工夫して抜きますと、半分になった丸カンが出てきました。測ってみると外径がちょうど1ミリでした。

その半マルカンとポストの端を正確にロウ付けして(写真を撮り忘れました)、元の位置に嵌め込んで、カシメ軸を差し込んでしっかりと固定しました。

これで、カシメ軸は動きませんがポストは自由に動いて立ったり寝たりする状態に戻りましたので、後は接着剤でポストを固定すると、予定通りです。

カシメとポストを完全にロウ付けしてしまわない理由は、もし万が一将来イヤリングとしてもピアスとしても使いたい場合にでも対応出来る様に、との安全策です。

あとは、全体を研磨仕上げして、ヒスイを丁寧に石留めすると完了です。