ダイヤモンドコンビリングの仕上げ

艶が無くなってきたので、と、プラチナとゴールドのダイヤモンドコンビリングをお持ちくださいました。

上の画像がお預かり時点のリングです。
プラチナの表面にも18金の表面にも小傷がたくさん付いて細かく凸凹し、照りが無くなっています。

下の画像は手作業のヘラ加工でリング全体の小傷を擦り潰したところです。
削られないので地金が減ることのないまま平滑になり、表面傷は消えましたので、照りが出て鏡のように周囲の様子が写り始めました。

この後の工程は布による照り出し仕上げになります。
その後、超音波による洗浄でピカピカに照るようにします。

綺麗にフィニッシュ

プラチナとゴールドのコンビダイヤモンドリング。
小傷を潰して綺麗に照り出し磨きができました。

スリーカラーゴールドリング仕上げ

Cartier three color gold

ちょうど100年前の1924年に創業者の孫によってデザインされたCartierのスリーカラーゴールドリング。

ホワイトゴールド•ピンクゴールド•イエローゴールドの3色の貴金属で製作され、詩人のジャン•コクトーが愛用したそうです。

リングに照りが無くなってしまったのでと、お客様からお預かり致しました。

超音波洗浄をすると汚れは落ちますが、表面全体に付いた細かい小傷はそのままです。

深い小傷はヘラで潰す加工をしてから、布バフなどを使用する工程で照りを出します。

しばらくお時間を頂きましたので、これから3種類のリングをそれぞれに綺麗に加工していきます。

ご注文くださり誠にありがとうございます。