ブルーサファイアイヤリングとして

ダイヤモンド取り巻きのプラチナブルーサファイアイヤリングの片方が壊れてしまいお困りで、お直しのご相談を頂きました。

プラチナのイヤリング金具が無くなっていましたので、同じタイプをご用意させていただき、ロウ付け加工いたしました。

ブルーサファイアイヤリング

まず宝石を外してから、トーチで炙ってプラチナロウを融かし付けます。
向きと角度に注意して位置決めし、しっかりと固着するように合金をつくります。

炎の加工が終わると、元どおりに宝石を止め直し、全体を光沢仕上げして完了です。

イヤリングやピアスなどのセット物は、ワンセットでお預かりしますと仕上がり具合に差がでません。
修理加工ができた方も見本にお預かりした方もピカピカの新品のようになりました。

喜んでいただけました。

ご依頼くださりありがとうございました。

ジュエリーリフォーム/フルオーダー 岡田彫金工房



 

ブルーサファイアで青い蜂のイヤリングにリフォーム

洋服の金ボタンはサファイアで蜂

今は亡きお母様の思い出のシルクの洋服を飾るサファイアのボタンを、K18ゴールドイヤリングに作り変えるご依頼をいただきました。

60年くらい昔、ミャンマーにお住いの時にオーダーされたお洋服で、しなやかで軽く手触りの良い生地の前側に五つの手作りボタンがついています。

カボションカットのブルーサファイアで蜂の胸部と腹部を模し、眼や脚はゴールドでつくられています。

イヤリングをバランス良く着けやすくお創りしたいと思います。

ブルーサファイアを外したK22金ボタン

ボタンのサファイアを外して、糸で括る裏の金具をカットしました。

裏側全体が見えると「 22K 」の刻印がはっきりと分かりました。

長い歳月で銀や銅の成分が赤黒くなっていますが、実際に制作加工に手を加える始めると、きれいな黄金色に輝いてきました。

ブルーサファイアのK22金イヤリング

ブルーサファイアを固定しなおして、K22ゴールドの輝きをきれいにして、このようにイヤリングに生まれ変わりました。

花には雄しべが作ってあり、蜂は口吻で蜜を吸っている姿になっています。

あとの3つは、ほかのアイテムにリフォームされるそうです。

宝石や貴金属は何十年が経過してもお手入れをすると綺麗です。
100年の歳月が流れるとアンティークとしての別の価値が加わります。
ジュエリーというものは三代あとの子孫にも喜ばれる装身具ですね。

ジュエリーリフォーム/フルオーダー 岡田彫金工房