シェルカメオをリメイク

ジュエリーのリメイクやサイズお直しなどをいくつかご依頼くださいました。

ピンブローチをペンダントにリメイク

K18ピンブローチは以前お買い上げくださったお品ですが、リメイクして別のアイテムとして使いたいとのご希望でご相談くださり、ペンダントトップに加工することになりました。

初めはバチカンと丸カンを付けてペンダントにリメイクする予定でしたが、本体とチェーンが近い位置にするために、D形のような出来るだけ小さな金具を作ってお付けしました。

2本のリングを1本にリメイクする加工はまだ制作の途中なのですが、すでに出来上がっているお品を先に納品させて頂きました。

『 こんにちは🙇‍♀️
ただ今受け取らせて頂きました🚚
この間頂いたチェーンから離れずに、とっても素敵なペンダントトップになりました🤗
早速使わせていただいています♪写真が送れなくて残念です🥴
指輪もサイズがあってはめやすくなり、これならより使わせて頂けます👌
(他のリメイク)指輪が完成するのを、とっても楽しみにしています🤗
今更ながら、岡田様とお知り合いになれたのを、嬉しく存じています🥰
ありがとうございます🙇‍♀️ 』

ご丁寧なメールをくださりいつも誠に有難うございます。気に入っていただけて安心いたしました。

リメイク中のリングも出来るだけ早い目に綺麗に着けやすくお創り致しますので、今しばらくお待ちくださいませ。有難うございます。

K18シェルカメオ枠ロウ付け完了

ロウ付け箇所が外れています

K18イエローゴールドのシェルカメオ枠が壊れたので、修理のご依頼を頂きました。

K18シェルカメオ枠ロウ付け

まずはブローチ枠に嵌まっているシェルカメオを枠から外します。
そのままK18地金に火を当ててロウ付けすると、シェルが焼けてしまうからです。焼き蛤や焼き牡蠣の殻のようになってしまいます。

爪が折れることもなく、シェルカメオを無事にきれいに枠から外すことができました。

爪のロウ付けも無事に済み、次はブローチ金具が付いている台座をカメオ枠にロウ付けします。

このロウ付け位置はとても大事で、少しでもズレるとシェルカメオがゴールド枠にはまらなくなります。
無理矢理にはめると、使用中にもいつもどこかに力がかかり、そのうちにシェルの一部分が欠けるようなことも起こり得ます。

慎重にロウ付け位置を決めて、そこからズレないように慎重にロウ付けします。

全体の爪をロウ付けしたことは、実は、地金内部のストレスを解消したことと、爪の補強をしたことの二重の意味があります。

枠の内部にストレスが溜まっているときは、昇温で地金が伸びてロウ付けしたい位置がズレていき、なかなかうまくできないことも多いのです。

その個所が頑丈になるように、外側と内側もロウ付けしました。

このあとは酸洗いをし、酸化皮膜を取り去ってきれいにし、磨き工程に入ります。

機械で磨くときは、1秒間に50回転ぐらいしている布で磨きます。
布の繊維に絡め取られると、振り回されたあげくに研磨機のあちこちに衝突して枠がグジャグジャになります。
そうならないように特に慎重に磨きます。

K18シェルカメオ枠メンテナンス

K18ゴールド枠の下磨きが完了。

シェルカメオを注意深くはめ込み、爪をそーっと曲げて倒して4本ともシェルと接触させてカメオが動かないように固定しました。

ことあとは、シェルや枠に力を加えないで、軽〜く布バフを当てて仕上げ磨きをいたしました。

ジュエリー メンテナンス / 岡田彫金工房



 

シェルカメオリングをリフォーム

シャンク部分でカットしてから

K18イエローゴールドのシェルカメオリングK18枠からカメオをきれいに外し

K18イエローゴールドのシェルカメオリングを、ペンダントトップにリフォームするご相談をいただきました。

金枠からカメオをきれいに外して、リングの下部をきれいにカットします。

チェーンが通るようにバランスの良い大きさのバチカン金具を付けて、雰囲気の良いシェルカメオペンダントトップが完成しました。

貝のカメオはイタリアの手彫り品ですので、また楽しんでいただけます。

ジュエリーリフォーム/フルオーダー 岡田彫金工房


カメオブローチをリングにリフォーム