ゴールドコンビネックレス完成

ここをロウ付けしました

幅1.0ミリで厚さ0.13ミリの所でロウ付け修理しました。

初めのロウ付け

広がっているコマを隣のコマにひっかけて、形を元に戻して、右上の画像の様に置いて、ロウ付けしました。

上手く出来たのですが、磨き工程でロウ付けの反対側の広がっていた個所が、金属疲労のためか折れてしまいました。

極小ロウを置いて、ロウ付けのやり直し

折れたコマは使えませんので、隣のコマでロウ付けを再開です。

綺麗にロウ付け出来て、どのコマも滑らかに動く様に出来ました。

綺麗に出来上がりました

本日、お客様が受け取りにご来店くださいました。有難うございました。

ボールチェーンの金具が

引輪が不調です

プラチナのカットボールネックレスの金具が閉まりにくく、着けている時に外れてしまうと困るので、点検メンテナンスにお持ちくださいました。

お預かりして、ホコリなどが詰まっていないかと綺麗に洗浄してみましたがしっかりとは閉じてくれません。潤滑油を少し与えてみましたがやはり同じ状態です。

バネが弱っている様子ですので、同じタイプの新しい引輪金具と交換することにしました。

SVネックレスメンテナンス

シルバーネックレスが切れたので、とロウ付け修理にお持ちくださいました。

ロウ付けメンテナンス箇所

一コマが切れて、丸カン部分が外れる、他も点検してください、とのことでしたので、合計5か所ロウ付けすることになりました。

ロウ付け箇所

一コマずつロウ付け溶接してから、酸洗いして、磨いて、洗浄して、乾燥して完了です。

出来上がりです

受け取りにご来店されて納品。喜んでいただけました。有難うございました。

注文制作、修理、メンテナンス等、お任せください。

切れたネックレスのロウ付けのこと

ネックレスの修理についてお客様にご質問されましたので、お答えいたしました。

「チェーンの修理などはどのようにすればいいのですか?」

『切れた所は、はめ込んでからロウ付けします。捻れているところや外れているところはそれぞれの個所ごとに綺麗に直していきます。

ネックレスのロウ付け修理


人によって得意不得意があると思いますが、チェーンのロウ付けは毎日色々な作業をして、3~6か月もすると上手くなってくると思います。』

•••そのようにお答えしました。

プラチナ地金は融点が高いですのでバーナーで炙ってもチェーンは融けませんが、ゴールド地金は融点が低いですのでうっかりするとチェーン本体が融けてしまいます。

特に細いチェーンのロウ付けは、炎の温度を間違えると何コマも融けたり、団子になってくっついてしまったりしますので、ゴールドやシルバーの地金を加工する時は要注意です。

自分のチェーンなら諦めもつきますが、お客様のチェーンがそうなってしまうと大変ですよね。ですので、とりあえずは3~6か月ほどは太い目のチェーンでロウ付け技術を磨く修行をして、それから徐々に細いチェーンのロウ付けに慣れていかれると良いと思います。

ジュエリーのどんな加工でも出来るようになるには、毎日頑張っても、最低10年位の時間が必要と思います。