アレキサンドライト指輪完成

完成したアレキサンドライトリング

アレキサンドライトは太陽光では青緑、電球などの人工光では赤紫に色が変わる、非常に珍しい宝石です。

自然光と人工光の色の違い

色変わりのしっかりとした美しいアレキサンドライトのルース3ピースと多数のメレダイヤを使い、プラチナのオリジナルデザインリングを制作するご注文をいただいていました。

このデザインに決まりました

お預かりしたアレキサンドライトをもとに、いくつものリングデザインを考案し、バランスの良い形の2つにまとめて実物大で描き、お客様にお好きな方のデザインを選んでいただきました。

制作手順は、制作加工したプラチナリングの上にアレキサンドライトを仮置きし、全体のバランスを確認。その後、宝石の高さを微調整しながら擦り合わせを行い、石を留める爪を作成します。さらに、40個のメレダイヤを石留めするための位置決めをし、下穴を慎重に開けていき、1日に数個ずつダイヤモンドをパヴェセッティングしていきます。

最後は、繊細なパヴェが完了したプラチナリングに、幻想的なアレキサンドライトを2ピース留め、もうひとつのセンターストーンをセットした後、すべての爪の最終調整と磨き上げを行い、リング全体が美しく輝くように仕上げました。

光によって色が変わるこのアレキサンドライトリングは、持ち主とともに時を刻み、唯一無二の存在感を放ちます。

約2か月のお時間をいただき、着け心地にもこだわって丁寧にお創りいたしました。

昨日ご来店くださり指に着けてご覧になり、ぴったりサイズでとても気に入ってくださいました。

ご注文くださり誠にありがとうございました。

パヴェ留めの穴あけ

パヴェセッティング用の穴を開けました

マーキースダイヤが7ピースと花の様に5ピースの丸メレがすでに入っています。

パヴェセッティングが出来るように指輪の表面に沢山の穴を開けました。

ここから丸いダイヤモンドの石留め工程になります。

3DCAD リングデザイン

K18イエローゴールド
ダイヤモンドとブルーサファイア
3DCAD リング

ダイヤモンドをぐるりと並べて、半個ずらせて左右にブルーサファイアを同じように並べたゴールドリングのデザインです。

内甲丸で指当たりが良く、伏せ込んだ宝石の縁は総て面取りがしてあり引っ掛かりがないので、とても使いやすいリングになっています。