ブルーサファイアを追加加工

プラチナ製のルビーリング

形見のお品なので、デザインは変更しないでリメイクするご依頼をいただきました。

片方の中石が外れ落ちて無くなっていますので、ルビーのペアとして空いたところにブルーサファイアを入れることになりました。

メレダイヤの入っているところには部分的にカラーストーンをお入れします。

丸餅状にプラチナ地金を用意

指輪の形を丸く直してから、ご希望のリングサイズに加工し直して、ブルーサファイアを取り巻く枠を作るために、プラチナ地金を融かしました。

ゴールドは1,000度余りで融けますが、プラチナは2,000度近い温度に昇温して熔解します。

熔解中に表面張力で丸餅状に固まったプラチナ地金を放冷し、それを金鎚で叩いて棒状にし細長い板状に形作ってから、サファイアの円周に合わせて曲げ、リング本体にロウ付けしていきます。

融かした地金を板に加工

ブルーサファイアを石留めするための楕円形のプラチナ枠を制作した時の画像です。

この後、他に8ピースの予定でカラーストーンを散らばせて入れる予定です。

可愛いく、とお伺いしましたので、ピンクとブルーとレッドとグリーンのような淡くカラフルな宝石を選んでいます。

拡大画像

カラーストーンを入れる場所を探していますと、リングをかなりご使用になられている様子で、どこかにぶつかってしまったと思えるダイヤモンドにヒビが入ったり欠けたりしていました。

そのダイヤモンドを外して、空いた穴に別の宝石を入れます。

また、メレダイヤの爪が潰れて平らになってしまっていますので、全部の爪を丸い感じに作り直します。

イエローの宝石を入れます

サファイアのブルーをイエローに交換

お手持のブルーサファイアのお色が今ひとつお好みでないので、イエローの宝石に付け替えるご注文を頂きました。

イエローの方がほんの少し大きいですので、プラチナで作られている中石の石座と爪を、18金イエローゴールドでちょうど寸法が合うように加工します。

イエローの宝石にはゴールド色が合いますね。

サファイアを石留め

ペンダントになりました

雫形のペンダント枠と楕円形のブルーサファイアとバチカンをお預かりして、石留めを承りました。

雫形を楕円形に変形させてみると、どうやらサイズは大体良さそうです。

でも、爪が1本はカットされて2本しかないし、短くてサファイアを止めることができないし、丸カンの位置が横に行ってしまったし、結局全部を削り取ってしまいました。

改めて、4本の爪と丸カンを用意して、ロウ付けしました。

サファイアを石留めして、爪の形を整えましたので、あとは全体を綺麗に磨いて洗浄すれば、乾燥させて完成です。

石留めでお承りした仕事というよりも、もうこれはリメイクですね。

ブルーサファイアのペンダントに

プラチナリングをペンダントにリメイク

4カラットアップのとても美しいブルーサファイアです。

プラチナ製リングをペンダントにリメイクするご依頼を頂いていました。

ダイヤモンドを取り巻いた豪華なジュエリーが素敵に生まれ変わって、今度は胸元でキラキラ輝きます。

ご主人と一緒にご来店くださり、 本日納品させて頂きました。

ご注文くださり誠にありがとうございました。