素材を熔かし混ぜて角棒に作ったプラチナが、ペアのリングになりました。
ロウ付け目を無くす加工をし、硬く叩き締めてサイズを合わせ、ヘラ加工工程の途中画像です。
プラチナリングの幅と厚さは予定通りのピッタリに仕上げています。
この後は2本共照り出し加工の工程に入ります。
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素材を熔かし混ぜて角棒に作ったプラチナが、ペアのリングになりました。
ロウ付け目を無くす加工をし、硬く叩き締めてサイズを合わせ、ヘラ加工工程の途中画像です。
プラチナリングの幅と厚さは予定通りのピッタリに仕上げています。
この後は2本共照り出し加工の工程に入ります。
いつも胸元で揺れるダイヤモンドペンダント。
プラチナチェーンがたびたび切れるので、もう少し太いチェーンはありませんか?
とご来店くださいました。
四捨五入すると2カラット。店頭の複数のチェーンの長さや太さが「帯に短し襷に長し」でしたので、ご希望のデザインと寸法のプラチナチェーンをご注文くださいました。
もうすぐご用意ができます。
思い出のリングも一緒に融かし混ぜて、先日プラチナ素材を作りました。
お預かりのプラチナ地金を酸処理し、必要量のプラチナを追加して、ルツボで最良状態の合金に熔解します。
冷えて丸いお餅のようになったプラチナは、金鎚やローラーで予定の寸法に加工しました。
これでちょうどピッタリくらいの長さや幅になっています。
リフォームのご依頼を頂き、中石はリングにリメイクして、6個の脇石でピアスを作ることになりました。
デザインは、ダイヤモンド3個ずつを縦に並べることもできますし、三角形にすることもできます。
三角形にすることを選ばれましたので、プラチナ地金を融かして準備し、ピアス本体の制作を始めました。
ダイヤモンド石座の一辺は約4ミリです。
ダイヤモンドを留める爪はプラチナの塊りを針金状に加工して、三角形の本体部分に一本ずつロウ付けしていきます。
シンプルで可愛いピアス、完成まで道半ばです。お楽しみに。
(2017.12.23)
指輪の切断面。
厚さ2ミリくらいまでのリングにはまず無いと思いますが、それ以上の厚さがある所には地金の中心部に空洞がある場合があります。
手作りの鍛金技法で制作した指輪にはこのような空洞は存在しません。
中心の空間は、分厚いものを鋳造したときにまれに出来ることがあるのです。
融けて鋳型に流れ込んだ金属が初めに固まるのは、金属よりも低い温度である鋳型に接している製品の表面になるところから。
微妙なタイミングで後から固まる中心側の金属は、冷えることで体積を縮ませながら中心部に空洞を作っていきます。
この空洞を作らないようにするには、湯道の位置や太さを工夫したり、湯や鋳型の温度を調節したりして対応します。
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