SVネックレスのロウ付けメンテナンス

ロウ付けしてロジウムメッキ仕上げ

数か所をロウ付けしましたので、酸処理をしてから、力を加えないでそっと磨き仕上げを施して、最後はロジウムメッキで全体を綺麗にしました。

発送による納品をさせて頂き、お客様が喜んでくださいました。

ご依頼くださり誠に有難うございます。

切れたネックレスのロウ付けのこと

ネックレスの修理についてお客様にご質問されましたので、お答えいたしました。

「チェーンの修理などはどのようにすればいいのですか?」

『切れた所は、はめ込んでからロウ付けします。捻れているところや外れているところはそれぞれの個所ごとに綺麗に直していきます。

ネックレスのロウ付け修理


人によって得意不得意があると思いますが、チェーンのロウ付けは毎日色々な作業をして、3~6か月もすると上手くなってくると思います。』

•••そのようにお答えしました。

プラチナ地金は融点が高いですのでバーナーで炙ってもチェーンは融けませんが、ゴールド地金は融点が低いですのでうっかりするとチェーン本体が融けてしまいます。

特に細いチェーンのロウ付けは、炎の温度を間違えると何コマも融けたり、団子になってくっついてしまったりしますので、ゴールドやシルバーの地金を加工する時は要注意です。

自分のチェーンなら諦めもつきますが、お客様のチェーンがそうなってしまうと大変ですよね。ですので、とりあえずは3~6か月ほどは太い目のチェーンでロウ付け技術を磨く修行をして、それから徐々に細いチェーンのロウ付けに慣れていかれると良いと思います。

ジュエリーのどんな加工でも出来るようになるには、毎日頑張っても、最低10年位の時間が必要と思います。

シルバーネックレスロウ付け

切れた箇所をロウ付けで繋ぎました

silver 925のネックペンダントが切れたのでと、ご相談のお電話の後ご持参くださいました。

拝見しますと、ロジウムメッキ付きのネックレスでした。コマのロウ付けの口が開いて一か所が切れています。

こういう場合は、コマをはめ込んでから銀ロウでロウ付けして、磨いて、その後ロジウムメッキを施します。

ロウ付けした後に確認している時や、そっと磨く途中に他の所も切れてしまいましたので、合計4個所ロウ付けしました。どうもネックレス全体のロウが枯れてきて弱っている様子です。

とりあえず全体にロジウムメッキを施して綺麗に輝かせます。

時計バンドをロウ付け修理

ロウ付け補強しました

ステンレス腕時計バンドのパーツを外した後、ロウ付け修理をしました。

初めに、丸いパイプ状に形を戻してからロウ付けでパイプを閉じました。

左右の端が擦り切れていますので、ステンレスを足してここもロウ付けで補強しています。

長年使われて擦れた軸はほぼ半分の太さです。
今後の使用中にどこかの箇所が千切れてくるかもしれませんが、今回の修理箇所は大丈夫と思います。

この後の工程は、黒く酸化したステンレスを綺麗にしたり、ヤスリ加工で形を整えたり、磨いたり、その後そっと注意深く組み込み作業をしていきます。

ステンレス時計バンドの修理

ステンレスのバンドが切れています

かなりお使いになられたブランドウォッチ、パイプだった所が擦り切れ、広がって軸から外れてしまい、パイプの形に戻るようにロウ付け修理のご相談を頂きました。

ステンレスをロウ付け修理することは10年以上承っていなかったのですが、ここならなんとかしてくれるはずと聞いたので、とご来店くださいましたので、とりあえずお預かりいたしました。

ステンレスは火で炙ると酸化して真っ黒になりますので、バンド本体から修理するパーツだけを外しました。

あとは、今後の作業になります。