10本のネックレスに分けました

プラチナ製の10連ネックレスを1本ずつに分けて、10本のマグネットクラスプネックレスにリメイクするご依頼をいただきました。

お孫さんやご家族の皆様にプレゼントされるそうです🎁

10連プラチナキヘイネックレス

ご注文くださり誠にありがとうございます。

クラスプの左右のプラチナ製丸カンを外れないようにロウ付け加工します。

1本めが完成

プラチナ丸カンの丸線径は0.4ミリで、内径1.4ミリほどです。

極小ロウを置いて丸カンのみをロウ付け

クラスプとチェーンを繋ぐ丸カンをロウ付けする時に、マグネットに800度位の熱が回ってしまうと磁力を失いますが、真横のマグネットクラスプにはダメージ無く、20か所を上手くロウ付けできました。

もつれないよう小袋で管理

プラチナキヘイネックレスを、マグネットクラスプで10本制作完了です。

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ただ、最後に大変なことになっていました。

洗浄後の乾燥時にマグネット10個がくっついてもつれ始め、外そうとするとチェーンまでがさらに絡まり、ひとつの団子状態になってしまいました😳

充分に注意していて、1本ずつをビニール袋に入れて作業をしても、くっついたマグネット同士を外そうとすると、チェーンがずるずると袋から引っ張り出されてしまいます😱

結局、5時間余りかかって10本のネックレスの絡まりを解きました🥵

お客様も皆様もお気をつけくださいね😭

ネックレスお直し

丸カンを追加してロウ付けします

K18のロープネックレス。
丸カンの口が開いてしまい紛失し、引輪が外れてしまったので、お直しにご持参くださいました。

青い○印しの中の丸カンを追加して引輪を取り付け、赤い🔴印しのところで丸カンを2か所ロウ付けします。

綺麗にお直し致します。

お直し完了しました

K18ロープネックレスの丸カンをロウ付け。

丸カンの口が開いてしまってネックレスが首から外れ落ちないように、左右の丸カンの切断面をロウ付けで閉じました。

初めから丸カンの口がロウ付け加工してあり閉じてあれば、外れることは無いはずですが…。

例えば、抱っこしている赤ちゃんの手がネックレスに引っかかった時。

①元々ネックレスの丸カンがロウ付けされていない場合は、丸カンが伸びて口を開き、チェーンが首から外れてしまいます。
丸カンはチェーンに付いている場合と、外れ落ちて無くなってしまうこともあるでしょう。
でもチェーンが切れることは少なくて、まずそのようなことはない…。

②ネックレスの丸カンが元々ロウ付けで閉じてある場合は、丸カンは安全で、チェーンも切れないで首から外れることはないでしょう。
でもチェーンが細い場合はどこかが切れるかもしれません。

元々丸カンがロウ付けされている時は、初めからロウ付け代込みで販売されているのでしょうね。
ロウ付けされていない場合は、その分がお安いのでしょうね。

どちらが良いのでしょうか…

ケースバイケースで、痛し痒し、ですね…。

ペンダントを補強

K18ペンダントのバチカンを

薔薇のモチーフの18金ペンダントトップです。インターネットでご相談くださいます富山県のお客様です。

お送りくださりお預かりしましたお品を拝見しますと、ペンダント本体とチェーンを通すバチカン金具との間の丸カンが、ロウ付け個所が危なっかしくて外れてしまいそうになっていることが分かりました。

バーナーの炎で溶けた金ロウをたっぷりと流して、しっかりとロウ付けして丈夫になるように加工いたしました。

これでご安心いただけます。ご依頼くださり誠に有難うございます。

切れたネックレス修理

丸カンを追加してロウ付け修理

K18イエローゴールドのベネチアンネックレスが使えなくなりました。

拝見しますと、丸カンが外れ落ちて無くなっています。新しい丸カンをご用意して、口を閉じてからロウ付けします。

ロウ付けという加工方法は、K18ネックレスの場合にはネックレスよりも融点が低いk14とかk10とかの流れやすい金地金を炎で融かして、接着剤のようにくっ付ける方法です。

電気の接点などは、200度位で融けるスズ合金のハンダを使います。

シルバー製品にはシルバーが主成分の銀ロウを使い、ゴールド地金にはゴールドが主成分の金ロウを使い、プラチナ地金にはプラチナが主成分のプラチナロウを基本的には使います。

K18地金のネックレスなどはバーナーの炎で酸化して黒っぽくなりますので、酸化皮膜を取り去る加工をしてから、ロウ付けか所を綺麗に磨き、岡田彫金工房では更にネックレス全体を綺麗に布で磨きます。

他のお預かり品も加工していますので、完成まで今しばらくお待ちくださいね。

有難うございます。