K18ネックレスの照りがない…

曇った表面をメンテナンスします

電話でご相談された時は、18金ネックレスがグレーっぽい感じになってしまい、超音波洗浄しても重曹で洗っても光らない、以前はもっと輝いていた、とのことでした。

実物を見ていないので状態が分からず、お話から可能性を考えて、温泉の成分の影響か、または水銀がついてアマルガムになっているのかと思いました。

持参されたので拝見してお話を伺うと、それらの可能性は低く、表面に汚れが付いている感じなので、日焼け止め液の影響かもしれない、とのあたりに落ち着いて、綺麗にするべくお預かりしました。

お帰りになられたあと仔細に確認してみますと、粉末状の固いものや砂埃などと擦れて細かな傷が表面を覆っていることが見て取れました。

これから超微細な研磨剤で1コマずつの表面をピカピカに磨きあげていきます。

【納品時】

鏡のようにピカピカに照り輝くようになったネックレスを見て、嬉しいですー、と喜んでくださいました。

削るのではなく、超微細な研磨剤でしっかりと磨きましたので、量っても3点合計の目方の減りはありませんでした。

早速2本のゴールドネックレスを首に着けてみられて、帰路につかれました。

ご注文くださり誠にありがとうございました。

ダイヤモンドコンビリングの仕上げ

艶が無くなってきたので、と、プラチナとゴールドのダイヤモンドコンビリングをお持ちくださいました。

上の画像がお預かり時点のリングです。
プラチナの表面にも18金の表面にも小傷がたくさん付いて細かく凸凹し、照りが無くなっています。

下の画像は手作業のヘラ加工でリング全体の小傷を擦り潰したところです。
削られないので地金が減ることのないまま平滑になり、表面傷は消えましたので、照りが出て鏡のように周囲の様子が写り始めました。

この後の工程は布による照り出し仕上げになります。
その後、超音波による洗浄でピカピカに照るようにします。

綺麗にフィニッシュ

プラチナとゴールドのコンビダイヤモンドリング。
小傷を潰して綺麗に照り出し磨きができました。

スリーカラーゴールドリング仕上げ

Cartier three color gold

ちょうど100年前の1924年に創業者の孫によってデザインされたCartierのスリーカラーゴールドリング。

ホワイトゴールド•ピンクゴールド•イエローゴールドの3色の貴金属で製作され、詩人のジャン•コクトーが愛用したそうです。

リングに照りが無くなってしまったのでと、お客様からお預かり致しました。

超音波洗浄をすると汚れは落ちますが、表面全体に付いた細かい小傷はそのままです。

深い小傷はヘラで潰す加工をしてから、布バフなどを使用する工程で照りを出します。

しばらくお時間を頂きましたので、これから3種類のリングをそれぞれに綺麗に加工していきます。

ご注文くださり誠にありがとうございます。