純金家紋納品しました

溶解/鍛造/彫刻

先日、純金制作の家紋を納品させて頂きました。
喜んでくださり安心いたしました。

『…
素敵な家紋(金紋)になり、大変嬉しいです。
母が実物を見て”あの金版がこのようになるのだね”と、美しさに大変感激しておりました。
小さくてもずっしり重さがありますね。

今回大変な工程であっただろうと想像しております。
大変感謝しております。
本当にありがとうございました。』

嬉しいメッセージもくださり、ご注文頂きましたことをとても光栄に思います。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
どうも有難うございました。

純金を熔解しました

ペーパー状の純金を融かして塊りに
バーナーで熔解

前処理した純金をルツボに入れてフラックスを乗せ、ガスバーナーで熔解しました。

融けきって丸餅状になった純金からガスバーナーを外して、しばらく待つと温度が下がって固まります。

ルツボに接していた裏側からはガスが抜け切らなくて、満月のクレーターのようになっています。これを綺麗な平らに融かし加工してから板地金に鍛金加工していきます。

純金3.5kgから創作したカレー皿…

 

過去に、1枚のカレー皿に1kg以上の純金を使用して、お皿を3枚作りました。

純金インゴット3.5キログラム右矢印純金カレー皿

2023年度の純金価格は50年間で最高水準になってきています。

同じお皿でも、18年経過した現在では材料費がかなり変化してきていますね。

( 2005年 カレー皿3枚 純金インゴット参考価格 ¥5,600,000-)
( 2012年 カレー皿3枚 純金インゴット参考価格 ¥15,000,000-)
( 2018年 カレー皿3枚 純金インゴット参考価格 ¥16,800,000-)
( 2023年 カレー皿3枚 純金インゴット参考価格 ¥33,950,000-)

GOLDSMITH : Yoshiaki Okada

制作に許される時間は短かい日数でしたが、鍛金加工でとても楽しく創らせて頂きました。

スペインのペンダントを

スペインの金象嵌ジュエリー

スペインでお買い求めになられたペンダント。ブローチにリメイクするご注文を頂きました。

鉄地に純金を象嵌して彫金を施してあります。

鉄にはロウ付けが効きませんでしたので、熱を加えずに裏にブローチ金具を取り付けました。ペンダントのバチカンと丸カンはカットし取り外して、その跡を綺麗に磨きました。

象嵌された装身具や武具は紀元前から制作されていて、日本では肥後象嵌や京象嵌などが布目象嵌の技法などで同じような工程で創作されています。

針が洋服などの生地から抜けないように、ご依頼でシリコーンを取り付けました。

納品させて頂くと、とても喜んでくださいました。有難うございました。

アメシストネックレスワイヤー仕立て

最初は必ずクリーニング

ワイヤーが切れたアメシストネックレスをお直し

純金の重いボールがセンターにありますので、力がかかり、毎日お使いですと2年に満たないあたりでワイヤーが切れてきます。今回もお仕立て直しを承りました。

まずは純金ボールもアメシストもワイヤーも綺麗にクリーニングします。

お仕立て直し 完了

15ミリのアメシストを追加

毎回何かを追加するご依頼をくださいます。今回は大きなアメシストを追加致しました。

新しいワイヤーを4本通すと、一番小さな穴がギリギリ窮屈ですが、カシメの箇所も増やして今までで一番丈夫なお仕立て直しが出来ました。

ご依頼くださり誠に有難うございました。


ワイヤーが錆び始めて
4本ワイヤーでお直し
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